検査

X線単純撮影

X線単純撮影とは、胸部や腹部、そして骨や臓器などのX線撮影のことを総称したものです。
簡便で、画像提供も迅速にできる為、検査の中では最も頻度の高い検査といえます。
よく言われる、『レントゲン撮影』『レントゲン写真』と同じです。レントゲンとはX線を発見したレントゲン博士にちなんだ名前です。
X線は骨、水、脂肪、空気といった人体の様々な構成組織を透過します。
その透過の割合は人体を構成する組織や臓器によって異なるため、写真上に白黒の濃淡がつきます。
病気があると濃淡の具合が変化するので写真に変化が現れます。

X線単純撮影
胸部撮影

X線検査の中で最も簡便な検査ですが、肺や心臓、肺と肺の間にある縦隔などの病変について様々な情報を得ることのできる検査です。
この検査では呼吸や身体の動きが写真に影響するのを防ぐ為、また肺野を出来るだけ広く描出する為に吸気で撮影します。
撮影時に技師から『息を吸って、止めてください』と合図があります。

腹部撮影

腸管ガスの分布状態や腹水の有無、結石等の診断をします。
胸部撮影と同様に呼吸や身体の動きにより写真のブレの原因となることがありますので、担当技師の指示に従って頂きますようご協力お願いします。

骨・軟部撮影

この検査では、骨、関節の状態を見る検査です。骨折、骨変形、脱臼などの形状を調べるために、様々な方向から撮影します。
その際に体の向きや姿勢を変えて頂くことがあります。